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CREATORS EYE

Vol 03
2014.05.15

バイイングで訪れるパリの色彩豊かな食事

毎シーズンバイイングで必ず訪れる、パリ。ビアズリーのブランドコンセプトにもあるこの街は、天候や時間によって情緒豊かに表情を変え、多くの人が愛してやまない風景があります。今回はそんなパリのバイイングの間で楽しみにしているオフタイムを少しご紹介いたします。

歴史が刻まれた建築物やアートはもちろん、パリでは色彩豊かな食事も楽しみの一つです。

本当はゆっくり美食の街を堪能したいところですが、一日に複数の展示会場を巡り、それぞれの会場で何十種類のブランドを見て回るため、なかなか時間をとることができません。その中でも必ず立ち寄るお店があります。

あまり並ぶことをしないフランスの方々も『ここは違う!』ということで、いつも賑わっているカンボジア料理の「LE CAMBODGE」。
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私のお気に入りは海老や野菜がたっぷりはいった具たくさんヌードル。
バイイングは長期滞在になることが多く、どんぶりに書かれた“KANJI”も懐かしさを感じます。
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サン・マルコ運河の側にあるパン屋さん「Du Pain et des Idees」
淡いブルーのガラス窓が目印。大きなガラス窓から除くと見える焼きたてのパン。シンプルな美味しさを求めて、人々がひっきりなしに訪れます。

この二軒はとても近く、ちょっと遅めのランチ(15時くらい)で「LE CAMBODGE」に行き、翌朝のパンを「Du Pain et des Idees」で購入し、仕事に戻るのがいつもの私のパターン。焼きたてのパンはお店を出た途端、ほおばらずにはいられません。

慌しく追われる日々を過ごすものの、最終日は自分へご褒美も兼ねて、素敵なレストランに行くことに決めています。

今回は、パリ1区のルーヴル美術館の側にある「RACINES 2」。
パリではここ数年でオーガニック料理が注目されています。体に良いことはもちろん、盛り付けや食材の色使いも創作性に富み目でも楽しむことができます。

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「RACINES」 の2号店とうことで、新たにオープンしたそうですが、内装もとてもかわいくて思わず写真を撮ってしまいました。
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大理石の大テーブルに、並べられる色鮮やかなこだわりの自然食材を使った料理の数々。
オーガニックワインとともにいただくお料理の色彩に目を凝らし、その繊細な味に魅了され、
今シーズンのBEARDSLEY〈ビアズリー〉に、“丁寧な仕事” “素材”といったキーワードを持って帰ってきました。

これから店頭には、初夏に活躍するカットソーアイテムとトレンドのメッシュアイテムを揃えていきます。私がこだわったコラボアイテムも並びますので、是非楽しみにしておいてください。

松田志穂 / ビアズリー ディレクター

〈BEARDSLEY〉ディレクター2007年〈ビアズリー〉を立ち上げ、デザインからショップの内装、セレクト商品の買い付けなどブランド全体のディレクションを担う。パリやアンティーク家具にも精通。

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